鬼の洞窟の思い出《鬼ヶ島》

口コミの投稿者:7sinaさん(52歳)
観光先の所在地:香川県

子供時代の夏休み、楽しみにしていたのが四国の親戚の家に行くことでした。

そのとき、祖母といっしょに行ったのが、“鬼ヶ島”こと、女木島です。

そこは高松の港から船で渡ります。

船着場に着くと、すぐ横が海水浴場。
浜からお土産屋さんや民宿が並ぶ道を通って少し上がると、鬼の洞窟行きのバスが出ています。

鬼の洞窟とは、『桃太郎伝説に出てくるあの鬼が金銀財宝を隠し、根城にしていた場所』という言い伝えがある洞窟で、島の高台にあります。

バスでも行けますが、元気な人なら、のんびり歩いて行くのもおすすめです。

判りやすいのはバスと同じルートですが、神社の横手から登ったり、斜面の階段から行ったり、実は、私が子供時代に通ったいくつものルートがあるのです。

鬼の洞窟は薄暗く、夏でも中の空気がひんやりしています。

洞窟に入るときには中の解説をしてくれる係のお姉さんが、懐中電灯を持ってみんなを連れて行ってくれます。

人質を閉じ込めていたと思われるところ財宝を隠していたと思われるところ、また、洞窟内部にはのみで削ったような跡がある場所もあり、最初に行った時には子供心に「ここは、ほんとうに鬼の隠れ家だったのかも!」と、ワクワクしました。

瀬戸内海は海賊が多く出没した時期があり、この島の洞窟や桃太郎伝説の鬼とはその海賊達だったのではないかと言われています。

当時、鬼は伝説で、本当は海賊の財宝と聞いたとき「今もなにか残っているかも!」と冒険心がわいて、島の反対側を探検に行ったりもしました。

小さな洞窟ですが、面白くて何度も何度も連れて行ってもらいました。

最初に行った小学校低学年の頃から、中学、高校と成長してからも、何度も女木島と鬼の洞窟を訪れました。

もちろん海水浴も毎回楽しみでした。

海で身体が冷えると、浜に上がって海の家のおでんを食べるのがとても楽しみで、泳ぎに飽きると今度は釣堀でメゴチやベラなどを釣って遊びました。

浜の後ろの松原はキャンプ場になっていて、大学生のお兄さんお姉さんたちがテントを張って寝泊りしているのを、いつもうらやましく眺めたものです。

小さな島ですが、女木島は思い出の島。

洞窟の様子は、私が子供の頃と少し変わったと聞いていますが、島ののどかな雰囲気は、きっといまも変わりないでしょう。

この島には、鬼の洞窟や美しい海のほかに、毎年8月23日に島の神社のお祭りがあります。
神輿をぶつけ合い、ときに怪我人が出るほどの勇壮な祭りです。
あんまり近くに行くと危ないので怒られましたが、安全でよく見える場所にいとこ達と陣取ってワクワクしながら祭りを見ました。

提灯や小さな街頭の明かりだけで見るから、祭りはとても迫力があって面白いのです。

美しくのどかな島の景色、高台から眺めた瀬戸内海の風景が今も忘れられません。

今年は、のんびりしにもう一度行って、今度は泊まってきたいと思います。

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